こんな方におすすめ
- 持株会に参加している or 参加を考えている
- 持株会の株の売買方法を知りたい
まず持株会って何?
あなたが勤続する会社が持株制度によって自社の株を取得できるようにする仕組みです。
特徴としては以下のようなメリットがあります。
- 少額からの積立が可能
- 会社によって奨励金が出る
奨励金は各持株会で異なり、数%のところもあれば20%近くまで出すところもあります。
(20%以上の奨励金を出す会社は上場会社の上位4%程度だそう)
個人的に考えるメリット・デメリットは下記のとおりです。
メリット
- 奨励金が追加で投資される(投資した時点で収益が発生しているようなもの)
- 少額からの積立ができるので実質ほったらかしで貯まる
- 株価が上がった場合には爆益
デメリット
- 売りたい時に売れない可能性がある
- 実態は単体の株なのでリスク分散ができない
- 倒産したら終わる
- インサイダー取引に注意して売買する必要がある → 持株会のルールに従おう
メリットデメリット踏まえ、奨励金が高割合でもらえる、かつリスクをとってもいいなという額の内でならやる価値は十分にあるかなーと思います。
持株会の株の売買手順
株式売買手順
- 株式の引出
- 株式売買申請
- 株式の売却
- 株式売買報告
簡単に流れを書くと上記のような流れで売買ができます。
※ただし、株式会によって手順が微妙に異なる可能性もあるので、
きちんと自社持株会に確認しましょう。
それでは手順それぞれの解説をします。
株式の引出
持株会で保有する株式は実は持株会が保有している状態です。
自分の株式にする場合、株式の引出をする必要があります。
私の持株会の場合は持株会の専用サイトから株式引出の申請をするだけでできます。
ただし持株会によってこの株式引出ができる締日が異なっており、引出にある程度の期間が必要になります。
この引出は引出可能な株数になったら速攻でやるべきだと考えます。
なぜかというと持株会で株式を保有しつづけることに意味がないからです。
とっとと自分の株式として保有して配当金の自由や優待を得られる状態にしておいたほうがいいです。
また、株式を売る際にも引出済でないと売ることはできないのでとにかく貯まったらすぐ引出しを考えておきましょう。
株式売買申請
私の所属する持株会の場合は、インサイダー取引を防ぐために売買前の事前申請が必要です。
ここのルールは持株会によって様々だと思いますが、基本的にはあると思います。
トラブルを避けるためにも確実にルールに従いましょう。
基本的には会社の決算、情報が開示された期間でなら原則申請は承認されるはずです。
株式の売買
株式売買の許可が得られたら、実際に許可された期間内で売却します。
ただし予想外の暴落が起きている場合など、状況次第では売りたくなくなるなんてこともありますよね。
安心してください。売買は任意です。やめることも可能です。
売れる状況であるならば株式を売買します。
株式売買報告
最後に株式売買の報告をする必要があります。
証券会社から発行される売買の証明書を提出するのが一般的かと思います。
私の会社の場合は特定のテンプレートに売買の証明書のPDFを添付するだけでOKです。
これで持株会の株式の売買の一連が終了です。
自分がやったやらかし
ある程度株が貯まってきて、積立の平均取得単価<株価の関係となっていたのではじめて売ろうとしたところ、
上記で説明した株式の引出があることを知らずに売りたいタイミングで売れませんでした・・・。
ウチの会社の場合は申請の翌月に株式の引出しが行われるらしく、完全に売りたいタイミングを逃すことになりました。
持株会参加中の皆さんもこうならないように株式の引出はとにかく可能な限り早くやっておくことを心がけましょう!